銀河神風ジンライガー

Galaxy divine wind JINRAIGER

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GDW公式ホームページ(第46回・2・9) 

   

☆彡ジンライ・トーク☆彡

原作者のキャラクターへの思い入れ、今回は「ゲイン・パッツ」です。

管理人「前回話題になった『この世界の片隅に』はキネマ旬報の第一位になりましたね」
優「実写の邦画を含めてのトップだから快挙ですね。つい最近の興業収入ランキングでは『君の名は。』がダントツの一位で、二位が『スターウオーズ』の前作、三位が『シン・ゴジラ』でしたか。『この世界の・・・』は十位にも入っていませんでしたが、追い上げてほしいですね。単館上映から初めて口コミで広がって海外の上映も続々きまったとラジオの監督インタビューで聴きました。それでも十億超えで、立派なものですよ」
管理人「評価が興収に左右されていないのがいいですね」
優「そうですね。今更ながら口コミの拡散力は強いなと。僕もその一人です。中身の説明はさておき、とにかく観たほうがいい・・・と言われて。つまり一口では説明しきれない。観て納得できたことですが」
管理人「企画のスタッフは優さんの先輩だそうですね」
優「そうなんです。前半のタイトルバックに出てたので驚きました。アニメ業界では知る人ぞ知るマッドハウスの代表・丸山正雄さんで、僕が大学に入ったころはシナリオ同好会のOBで、お世話になりましたが、話すと長くなるので興味のある方はニコニコチャンネルの実践シナリオ塾の収録を覗いてみてください。もう七十五歳前後かと思いますが、あの作品が十代から七十代以上の観客に広く支持された原因の一つになっているのだと思います。三十年前は企画書を書くたびに『今にアニメは日本を代表するジャンルになる』と繰り返していていたのが夢のようですね」
管理人「今では世界が認めるクール・ジャパンになったし、クオリティも実写を抜いてしまった」
優「特撮もそうですね。いままで企画段階で無理無理と通らなかった作品が世間で認められてる。新しい時代が始まる予感がします」
管理人「ジンライガ―も、その波に乗りたいですね」
優「ええ。諦めなければ時代に迎えられるときが必ず来るはずです。四年前は「J9は骨太で」といわれて萌え系やBLの根強い時勢に見向きもされませんでしたが、ライブで潜在ファンがいるのが分かったし、コアファンも四十代から五十代になってきてるし、幅広いファン層に感動を届けることのできるような普遍的なテーマを、ジャンルを問わず挑戦してみたいですね」
管理人「作品の世界観からいえば、銀河を舞台にした青春群像で、水滸伝をモチーフにしたJ9シリーズの延長にある人間ドラマでしょうか」
優「そうです。J9シリーズを知らない人にも、最新の宇宙に興味のある人にも、水滸伝に興味のある人にも、普遍的な面白さが伝わるような作品を目指したいですね。縦の糸が大河ドラマなら、横の糸が人と人との出会い。中心になるキャラはいますが、魅力的なキャラをできるだけ多く出したい。ときには前面に出るキャラが入れ替わる。その意味では水滸伝の章回小説のモチーフはうってつけなんです。とくにテレビ・シリーズにする場合にはね」
管理人「どこかに自分とよく似たキャラがいる。憧れとするキャラがいる。主題歌の歌詞にある『ほらここが君の場所』のフレーズに出てくる要素ですね」
優「そうです。それはリョーザン・パークに集う風傑たちに限らない。ミローク王朝側にも他の惑星にもいるわけです。正義や価値観は一つじゃない。その人間の立場に立てば、信念も人生観も違う、対立し葛藤し運命は変転してゆく。だから観客は自分の好みのキャラに思い入れてほしい。押し付けでないテーマ、その萌芽はガンダムのときにあったけどできなかった。J9シリーズでもやり残した宿題に挑戦してみたいわけです」
管理人「そういえば、数ある水滸伝のなかでも一番不人気なのは勧善懲悪ものだそうですね」
優「そうそう。日本人にはかつてうけた時代もあったけど、今はリアリティをなくしてしまった(笑)。そこいくと一見ワルの方が存在感があったりする」
管理人「ジンライガーでいえばゲイン・パッツですね」

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優「そうです。自分の野望のためには何でもする。恩をうけた人間でも踏み台にする。ときには恥知らずな姑息なことも弄する。そればかりだとただのアホですが、彼には人に知られない出生の秘密がある。愛より憎しみの方が強い。愛されることが苦痛だったりする。しかも人類ではない種の遺伝子を受け継いでいる」
管理人「ふだんはイケメンなのにヴィジアル的には感情が高まると顔面が割れますね。血管が浮き出るというか、歌舞伎の隈取みたいな」
優「そうです。落差が分かりやすいデザインが欲しかった。なにやるかわからないみたいな期待感というか、自分でも制御できない何かを負わされてそれに気づかない。たぶんジンライガーの中では一番孤独なキャラだと思う。じぶんではそう思ってないけどね(笑)」
管理人「第二回のGDWフェスでは、公認歌手の女性ボーカルがパッツのテーマを熱唱していましたね。『namida』あれが彼の実像でしょうか」
優「あれはライブの構成上必要でした。パッツにつくファンは、多分こういう思い入れを持って見守るに違いない、と思ったからです。本編ではインストで流すにしても、歌詞がのるのはずっと後になると思います」
管理人「そういう意味では水滸伝に登場する悪宰相とは違うキャラですね。ブライガーのカーメンカーメンとも違う」
優「ええ。水滸伝で梁山泊と対立する宰相は悪役としての魅力が薄いんです。モチーフにはなってますが物足りないんですね。ダースベイダーでもない。カーメンカーメンでもないが、この先どうなるか今のところ僕にもわからない。それが楽しみですね」
管理人「彼の周囲に、彼を凌ぐほどのキャラは今のところ見当たりませんが、いるとすれば、前回とりあげたアメロ・カルノーンでしょうか」
優「たぶんね。それはこれからのお楽しみというところで。パッツに関してはこれからこのコーナーで御紹介するキャラに絡んで様々な側面に触れていくことになると思います。ジンライガ―の世界を魅力的に描くには対立するキャラがいかに魅力的になるかに尽きます。思い切り憎らしく描いていきたいですね」
管理人「それでは、パッツのテーマをライブでお聴きになれなかった方のために、以下に作詞を掲載してみようと思います。ニコニコチャンネルで歌唱がご覧いただけますので、ぜひそちらもお娯しみください」

namida  作詞:山本優

ああ だれが そんなにしたのでしょう
あなたに罪はないはずなのに
指さされ 憎まれて おそれられる
惡の華 地獄のプリンス

涙は 枯れ尽きて しまったの
いいえ 深い深い 闇の底には
きらめいている 愛の ひとしずく
わたしだけが 知っているのよ

ああ なぜに そこまで するのでしょう
あなたは 聡くあるはずなのに
欺いて 貶めて 情けもない
惡の華 地獄のプリンス

あくなき野望 満たされぬ渇き
はてしない責め苦
なにが なにが あなたを駆り立てる
なぜに なぜに あなたは いくのか
いばらの道を

Aa  aa  Aa aa
地獄の泥に咲く 惡の華 プリンス

でも わたしだけが知っているのよ
こころの奥に凍らせた涙を
けがれのない無垢な涙
頬を伝う 熱い涙
帰りましょう そのころに
至福に満ちた そのころに

抱きしめて あげたい

☆彡ニコニコチャンネルでジンライガ―「原作」連載中☆彡

毎月のダイジェストをより詳しくお楽しみいただけます。
今後のジンライ・トークと連動してお楽しみ下さい。

http://ch.nicovideo.jp/gdw-jinraiger/blomaga/ar1156303

 

★第八話(仮)「ゲイン・パッツの罠」 脚本:山本優

退屈を持て余していた菜園番のセーガイは、大禅杖を手に入れた鍛冶屋の店先で、許婚者マーヤと墓参りにきていた豹頭領リンホーと出逢う。試合を申し入れて互角に渡り合い、すっかり意気投合する二人。不正を憎む高潔な武人リンホーは、腐敗する朝廷内で軍部の綱紀粛正に努めていたが、ジンライガー引きとりに向かって命を失った同期の近衛軍特務士官イーライの死に疑念を抱いていた。

イーライを密殺したゲイン・パッツと、軍部で人気の上がるリンホーに危機感をいだく軍司令官ガンメルの思惑が一致。リンホーは身に覚えのない反逆罪に追い込まれていく。

禁酒の誓いを破ったのを見とがめられたセーガイは、逆に破戒坊主を懲らしめて寺男をやめ、晴れて自由の身になり都をぶらついているときに、エネルギー大臣の道楽息子フェリオにからまれていたマーヤと再会。危難を救った縁でハリエット邸で歓待を受ける。

かたや瀕死の重傷を負ったフェリオはパッツの公邸に担ぎ込まれた。追い払おうとするパッツだが、加害者がジンライガ―と密接な関わりがあるセーガイだと知ると、一計をめぐらす。重症を負ったフェリオを厄介払いで父親のもとに送り届けてやるが、そのおり病床にある現大臣のハーチェルから利権の不正を咎められるパッツ。
だが、宰相エッチャーの寵愛をいいことに、大臣の休職中にエネルギー省を掌握していたパッツは、「いまはおれだ。あんたではない」と逆に大臣を罷免に追い込むのだった。
引き立ててくれた恩人を踏み台にして、さらなる野望の階段を昇ってゆくパッツ。
そして、パッツの奸計に嵌まったリンホーとセーガイは、反逆罪で捕らえられ過酷な拷問を受ける。

一方アステロイドでは、対ゲンブー戦の格闘でふがいない痛み分けに終わったリーロックが、ドク・カンホーの厳しい特訓を受けていた。
そんなある夜。背中の昇り龍で義兄弟セーガイの危険を察知したリーロックがジンライガ―に乗り込み、あわてて同乗するマッキー、ジーナ、シュタインとともに地球を目指す。
地球では、ジンライガ―を無傷で取り戻そうと画策するパッツが、セーガイを囮におびきだそうと罠を張る。軍部のガンメルと手を組み、野外演習場の地下に核シェルター仕様の巨大なシールドボックスを急造して待ち構えていた…。

ナレーション「ゲイン・パッツの卑劣な罠にはめられたリンホーとセーガイ。義兄弟の危機を救わんと、地球へ急ぐリーロック。エネルギー省の利権を手中に収めたパッツは、着々と権力の階段を上ってゆく。汚職と不正の広がる地球にもはや正義の明日はない。銀河神風ジンライガ―。お呼びとあらば即参上! さあ、この始末どうつける」

(GDW資料室提供アーカイブ)

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次回をお楽しみに!

 - GDW project, NEWS, 山本優より