銀河神風ジンライガー

Galaxy divine wind JINRAIGER

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GDW公式ホームページ(第63回・8・9) 

   

☆彡ジンライ・トーク☆彡
今回のキャラクターへの思い入れトークは、天動星オサリバンです。

管理人「レギュラー・キャラのほとんどが人類であるのに、彼は太陽系外の異星人ですね」
優「ええ。作品モチーフの水滸伝には、梁山泊の幹部として道士という超能力の威力を発揮する人物がいますが、それにちかい存在です」
管理人「水滸伝に登場する該当する人物は、風を呼び豪雨をもたらし、いわゆる超自然現象を操る道士というキャラですね。かなり中国的というか、スケールの大きな方術を駆使する」
優「そうです。引き起こす現象は超自然のものですが、現実的には気象異変の前兆とか、今でいう天気予報的な予測をできる能力があり、それと地域的な要因や時間的な要因を計算して、その場に驚異的な現象を起こす極めて科学的な裏付けにもとずいた能力で、荒唐無稽なものではなかったはずです。もっとも水滸伝では講談的なものに誇張していますが」
管理人「豪雨が降れば土砂崩れが起きる。それを敵陣がこうむる場所に誘導するとか、井戸水が引くと地震の前触れで、敵陣を海辺に誘導して津波の被害に追い込むといったような、自然現象を熟知して敵を壊滅させる極めて合理的な裏づけのもとに、時と場所を選んで戦略を具申するという役割だったということでしょうか」
優「そうですね。気象学をしらない人たちにとっては超能力か奇跡にしか思えなかったわけで、ジンライガ―におけるオサリバンは、それを宇宙規模で予兆をとらえ、これから起こりうる現象を、いかにして自陣のために役立てるか、あるいは敵陣をその現象のなかに追い込むか、適切なタイミングを見計らう能力に優れている存在にしました」
管理人「たとえば」
優「ブラックホールを利用するとか、軌道を異にする惑星の引力バランスの変化を利用するとか」

管理人「彼は星空を見上げるシーンが多出しますが、あれは惑星の運行や配置から、重力や宇宙現象を読み取っているわけですね」
優「ある意味、天文学者なわけです。ただの観察者ではなく軍事面で活用する。通常兵器ではかなわない状況でも逆転するタイミングと場所を想定することができるという意味で、単に科学者という域を超えます」
管理人「リョーザン・パークの幹部のなかでは、実戦も手掛ける頼りになる軍師というわけですね」
優「ええ。目に見える現実の戦略では天狼策ゲバラン・ウルフが軍師としているわけですが、もっと大きな規模で戦況を含めて巨視的に状況を捉えている存在でもあるわけです」
管理人「想定シナリオのなかで、ゲバランたちがことを起そうとするときに、今はその時期ではないと進言するシーンがありますが、あれは星の運行からみて判断しているように思われます。これは軍事的なものとはちがいますね」
優「わかりやすくいえば占星術的な、あるいは陰陽五行説的なものに近いテクかもしれない。日本で言えば、安倍晴明のような陰陽師。果心居士のようなえせ方術遣いとは違いますね。空海に近い能力があるかもしれない。ただ彼は自分の能力がリョーザン・パークという一団に世の中を変革することができると仮託して参加しているわけです。リーダーにはなれないし、ならない。その辺が空海におよばない限界でもあり、自分の役どころを知っているとも言えます」
管理人「彼が人類ではなく、異星人であるという設定はどこから」
優「大げさにいうと人類の英知には限界がある。それを超えた存在にしたかった。人類の人間関係はいまだに権力闘争や限定的な愛の概念から脱却できない。そのパラダイムを超越した思考を持つキャラにしたかったのです」
管理人「リョーザン・パークの幹部のなかでは、どこか浮いた感じのあるのは達観や諦観があるからでしょうか」
優「ありますが、それは当面かくしています。異星人の彼と人類のあいだをつなぐものは空海が宇宙の真理にちかずいたマントラというPOWERですね。言霊というと身も蓋も無くなってしまいますが、あれは釈迦以前から存在した宇宙のアンテナとつながる人類の言葉で翻訳されないものだといわれています」
管理人「そういえば、オサリバンはアステロイドの基地で星空を仰ぎながらマントラを唱えていますね」
優「アミターユ・アミターバです。セリフではその後に、われらに力を、なんて言わせていますが」
管理人「邦訳すると、無量寿・無量光、とかいわれてますが」
優「それ、意訳ですね。実際にはどの民族の言語にも訳せない。ことばそのものに力がある。仏教の宗派あまたあるなかで共通している経典は般若心経です。あのなかで、ギャテイギャテイのセンテンスがありますがあれは訳すことのできない原語、つまりマントラで音訳そのままです。解説書には無理して訳してるものもありますが、あれ愚訳でしょうね」
管理人「いけるものよいけるものよ彼岸にいけるけるものよ・・・ですか」
優「そう。訳すとパワーが消滅してしまう(笑)。例はいささか下世話になりますが、アクメに至る状況そのものなのに、ああイキそうイクイクと文字にしているようなものです。高揚感の感覚そのものなので訳すことができない(笑)」
管理人「オサリバンは他にもマントラを使う設定になっているようですが、空海の真言のもとになった古代サンスクリットと関係はありますか」
優「あります。これはシリーズが終わって、そういう側面があったのかと気づいてもらえればいいことなので、物語の前面には出しません。仏教的なイメージが強いと短絡的に抹香くささが鼻につき誤解されるおそれがあるからです」
管理人「それはそれとして、ジンライガ―の設定のネーミングには古代仏教的なものが多いような気がしますが、あれには特別な意味はありますか」
優「あります。話はいきなり飛躍しますが、基本設定を考えているときに、アメリカの未来予測、大統領の諮問機関が冊子にまとめたのを熟読しました。オバマ大統領のころのものですが、簡単にいうと「政治的経済的に、21世紀前半までにアメリカは世界の覇権を失い、中国がとって代わる。21世紀後半にはインドが世界を牽引するだろう」という報告があります」
管理人「なんとなく、そんな方向に向かっているような気がしますが。いまのトランプ政権をみていると、まんざら外れてないような気もします(笑)」
優「実際どうなるかわかりませんが、もしそうなると、我々が知っている有史の流れをさかのぼっていくような妄想に捉われてしまいます。とすれば、古代インド的な世界、釈迦が生まれる前の半分神話的な世界に限りなく近い意識文明に辿りつくのではなかろうかという仮説に至りました。人類史の文明の原点にリセットするのが数百年先の地球文明であっても不思議はない」
管理人「なるほど、優さんが、このHPで折に触れてラーマーヤナとかバガバットギータ―に通じるような発言が散見したのは、そのせいなのですね」
優「これはあくまで裏設定です。ついでにいうと釈迦は生身の人間から昇華して仏(神)になったときに宇宙の四つある浄土(宇宙)の一つに組み込まれたのであって、釈迦如来の存在する世界は全宇宙ではないという事です。ちなみに浄土や地獄は釈迦世界の固有名詞であって、他の世界には別の名称があります。いまの日本や仏教国がお釈迦様を中心にしているのはおかしい。ついでにいうと宇宙は全日如来にキャラ化されています。それも変ですが。わかりやすくしたのはアニメ化の発想と同等のものです(笑)」
管理人「ジンライガ―の出現する未来社会の地球の王城にシャーカを含む四つの門があるのはその意味があったのですね」
優「その守護神が四体のギガギアであり、地球と新太陽系の守護神がジンライガ―というわけです。いうならば全日如来の守護神化(笑)」
管理人「その真の使命を見通しているのが、外宇宙からやってきたオサリバンということでいいのでしょうか」
優「はい。ようやくまとまったようです(笑)」
管理人「ジンライガーの作品世界も次第に深まるようです。敵方にもオサリバンと張り合う方術師とのパフォーマンス合戦が予想されます。それでは皆様、次回をお楽しみに」

 - GDW project, NEWS, 山本優より